アメリカの「平均ガソリン価格」と「年間ガソリン代」を知りたい方に向けた記事です。
こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( @Yukihyounet)です。
とにかく車社会が甚だしいアメリカ…。
通勤、通学、子供たちの送り迎え、習い事、買い物やレジャー、アメリカでは公共の交通網が発達した一部の大都市を除いてどこに行くにも車が必要。
あなたは毎日、どのくらいの距離を運転していますか?
また、ガソリン代は年間いくらかかるのか気にしたことがありますか?
年間平均走行距離が15,000マイル(24,000㎞)とも言われるなか、ガソリンは安いから心配する必要はないと余裕ぶっこいてましたが、最近はそうは問屋が卸してくれません。
そこで、カリフォルニア州を含む車の登録台数上位5州の「平均ガソリン価格」と「年間ガソリン代」を算出し比較してみましたので参考にして下さい。
- アメリカにおける「平均ガソリン価格」と「年間ガソリン代」がわかる
- 自分の「年間ガソリン代」がどの程度になるか、計算、イメージできる
うお、ダイブ上がってるぅーッ!! pic.twitter.com/k5Jj8hLo8O
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) 2018年9月28日
おおっ!(・・;)
1ガロン4ドル超えたー!😫😫 pic.twitter.com/5Ll3Hzzs0x
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) 2018年10月12日
はてさて、どこまで上がるのだろうか。。 pic.twitter.com/0RqNzRXZve
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) April 19, 2019
ガソリンはカリフォルニアがぶっちぎりで高い
西高東低の傾向、そして西海岸が異常に高い。
自動車登録台数と年間平均走行距離
まず、自動車登録台数と年間平均走行マイル数を見ていきます。( )は順位/全50州
※スマホは横にして見て下さい。
自動車登録台数 | 運転免許証保有者数 | 年間平均走行マイル数 | |
カリフォルニア州 | 27,697,923(1) | 21,243,939(1) | 14,435(31) |
テキサス州 | 14,070,096(2) | 13,462,023(2) | 16,347(10) |
フロリダ州 | 11,781,010(3) | 12,853,428(3) | 11,836(46) |
オハイオ州 | 10,467,476(4) | 8,205,524(6) | 12,906(39) |
ニューヨーク州 | 10,234,531(5) | 10,871,344(4) | 11,871(45) |
アメリカ全土 | 221,475,173 | 190,625,023 | 14,425 |
自動車登録台数、運転免許証保有者数は共にカリフォルニアがトップでテキサスが2位。
但し、年間平均走行マイル数はテキサス(10位)を除いていずれも下位に位置します。
年間平均走行マイル数第1位はワイオミング州の21,821マイルですが、自動車登録台数は585,690台とカリフォルニア州の20%程度に過ぎません。
カリフォルニア州は自動車登録台数、運転免許証保有者数でぞれぞれアメリカ全体の12.5%、11.1%も占めてるんですね。
ちなみに上記TOP5州(全米50州の1/10)の数字を合計した場合はそれぞれ33.5%、35.0%に上ることが分かります。
※出典はアメリカ連邦高速道路局(FHWA)のWebサイトより
The Federal Highway Administration (FHWA)
(https://www.fhwa.dot.gov/)
平均ガソリン小売価格
次にレギュラーガソリンの平均小売価格を調べます。
2018年5月14日時点、直近1年間の平均小売価格($1=110円、1ガロン=3.78リットル)
$/1ガロン | 円/リットル | |
カリフォルニア州 | $3.21 | 93円 |
テキサス州 | $2.28 | 66円 |
フロリダ州 | $2.43 | 71円 |
オハイオ州 | $2.28 | 69円 |
ニューヨーク州 | $2.60 | 76円 |
アメリカ全土 | $2.52 | 74円 |
日本と比較すると割安感がありますが、やはりカリフォルニアがアメリカ全土の平均と比べて27%も高い。
一方でテキサスはTOP5州の中では最も安価で、アメリカ全土平均の90%程度。
※出典は米国エネルギー情報局のWebサイトより
Gasoline and Fuel Price Update
(https://www.eia.gov/oil_gas/petroleum/data_publications/wrgp/mogas_history.html)
ちなみにカリフォルニア、テキサスにおけるガソリン代の過去推移はこんな感じです。
ガソリン価格は右肩上がりに上昇しています。
また、私が住んでいるサンディエゴは意外にもホノルルよりガソリンが高かったです。(↓)
現時点の全米各地におけるガソリン小売価格がひと目でわかるWebサイトは以下を参照
GasBuddy
(https://www.gasbuddy.com/GasPriceMap?z=4)
2019年1月更新
2019年1月時点の情報です。
地域ごとのレギュラーガソリン小売価格
2018年5月と比べると、だいぶ落ち着いてきています。(/1ガロン=3.78リットル)
2018年5月 | 2019年1月 | 差違 | |
West Coast | $3.41 | $3.01 | ▲$0.40 |
Rocky Mountain | $2.92 | $2.37 | ▲$0.55 |
Midwest | $2.78 | $2.00 | ▲$0.78 |
New England | $2.87 | $2.38 | ▲$0.49 |
Central Atlantic | $2.94 | $2.40 | ▲$0.54 |
Lower Atlantic | $2.73 | $2.06 | ▲$0.67 |
Gulf Coast | $2.61 | $1.89 | ▲$0.72 |
カリフォルニア、テキサスにおけるガソリン価格の過去推移
サンディエゴ、ホノルルにおけるガソリン価格の過去推移
2018年の年初からガソリン価格は徐々に上昇し、5月から10月まで高止まり。
2018年11月以降は緩やかに価格が下落しているのが分かります。
年間のガソリン代
それでは上記を踏まえて、ひとりあたり年間のガソリン代はどの程度になるか?
燃費(mpg=Mile per Galon、1ガロンあたりの走行距離)についてはアメリカ合衆国環境保護庁(EPA)のLight-Duty Vehicle CO2 and Fuel Economy Trends(Trends Report)より、2012-2016年の平均値(24.28 mpg)を採用しました。
比較した結果は以下の通り。
ドル/年(ドル/月) | 円($1=110円)/年 | |
カリフォルニア州 | $1,907 ($159) | 209,770円 |
テキサス州 | $1,533 ($128) | 168,630円 |
フロリダ州 | $1,183 ($ 96) | 130,130円 |
オハイオ州 | $1,259 ($105) | 138,490円 |
ニューヨーク州 | $1,270 ($106) | 139,700円 |
アメリカ全土 | $1,502 ($125) | 165,220円 |
リアルに数字をはじいてみると結構な支出になっていることが分かります。
カリフォルニア州はガソリン代が年間2,000ドル近くかかる計算になりますね。
まぁ確かにそんなもんかなぁって感じはします。
※上記は公表されている平均値を使った机上計算ですので参考程度に見ておいて下さい。
ガソリン小売価格の内訳
ちなみにガソリン代の内訳(平均値)はこんな感じ。
2017年は小売価格の約2割が税金になっていますが、日本(5~6割)よりも断然低いですね。
$3.21/1ガロンの場合 (2017年) |
||
Refining Costs and Profit | 精製コスト、利益見合い | $0.45 / 14% |
Distribution and Marketing | 流通コスト | $0.55 / 17% |
Federal and State Tax | 連邦&州税(ガソリン税) | $0.61 / 19% |
Crude Oil | 原油代(原価) | $1.60 / 50% |
尚、ガソリン税は州によって異なるので、各州の税率が気になる方はこちらをどうぞ。
ペンシルバニア州が最も高く、次いでカリフォルニア州とワシントン州が続きます。
隣接する州でも大きな差があるんですね!
アメリカ ガソリン小売価格を比較 まとめ
自動車登録台数上位5州の平均ガソリン小売価格と年間ガソリン代を比較した結果、いずれもカリフォルニア州がぶっちぎりで高いという結果になりました。
出来るだけ環境と財布に優しいエコ運転を心掛けましょう。
アメリカにおけるガソリン代についての注意点
- アメリカ国内においてガソリンはカリフォルニアがぶっちぎりで高い
- カリフォルニア州はガソリン代が年間2,000ドル近くかかる(計算上)
- 出来るだけ環境と財布に優しいエコ運転を心掛けるべし
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それでは、また。