アメリカ生活 セールスタックス(小売売上税)を比較│州によってこれだけ違う

アメリカ生活 セールスタックス(小売売上税)を比較│州によってこれだけ違う






 

アメリカにおけるセールスタックスSales Tax小売売上税)に興味がある方に向けた記事です。

 

アメリカで買い物をする際、消費者が支払うセールスタックス(Sales Tax、小売売上税)の税率について気にしたことがありますか?

実は州によって大きく異なります!

こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( )です。

 

先日、カリフォルニアからネバダ、アリゾナ、ユタと4州に渡って車で移動したのですが、同じ系列のコンビニ同じ商品なのに、州によって値段が微妙に違うことに気が付きました。

レシートを見てみると、セールスタックス(Sales Tax、小売売上税)の税率が違っていたんですね。

アメリカでは州・郡毎に消費者が負担するセールスタックスの税率が異なり、同じ小売価格の商品でも州によっては支払い金額が違ってきます。

そこで、カリフォルニア州を含む全米各州のセールスタックスを比較してみましたので、参考にして下さい。

この記事でわかるコト、出来るようになるコト

  1. アメリカ各週のセールスタックスの税率がわかる
  2. 大きな買い物をする際に税率の差違分を節約できる(かも知れない)

 

セールスタックスはルイジアナ州が一番高い

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セールスタックスは「州税(State Rates)」と「地方税(Local Rates)」の組み合わせ。

日本の消費税と同様「間接税」ではあるが、セールスタックスは(最終)消費者からのみ徴収される。

州税(State Rates)

州政府が管轄するため、税率は州内で同一。

全米50州のうち45州とワシントンD.C.が州税を徴収しています。

逆に言うと、アラスカ州、デラウェア州、モンタナ州、ニューハンプシャー州、オレゴン州の5州はセールスタックスにかかる州税が「0%」です。

カリフォルニア州が最も高くて「7.25%」、次いでインディアナ州、ミシシッピ州、ロードアイランド州、テネシー州が「7.0%」となっています。

 

地方税(Local Rates)

一方で地方税は38州で徴収され、税率は同じ州内でも都市によって異なるのが特徴です。

税率は一般的には州税よりも低いですが、なかには州税と同等または州税より高い都市もあります。

地方税を州単位で平均した場合の上位5州は、アラバマ州が「5.10%」、ルイジアナ州が「5.02%」で5%超え、

次いでコロラド州「4.62%」、ニューヨーク州「4.49%」、そしてオクラホマ州「4.41%」となっています。

 

州別セールスタックス税率の順位(2018年1月時点)

州税と地方税(州単位の平均値)を合算した「州別セールスタックス税率」の上位10州は以下の通り。

州税率 地方税率(平均) 合計税率 順位
ルイジアナ州 5.00% 5.02% 10.02% 1
テネシー州 7.00% 2.46% 9.46% 2
アーカンソー州 6.50% 2.91% 9.41% 3
ワシントン州 6.50% 2.68% 9.18% 4
アラバマ州 4.00% 5.10% 9.10% 5
オクラホマ州 4.50% 4.41% 8.91% 6
イリノイ州 6.25% 2.45% 8.70% 7
カンザス州 6.50% 2.18% 8.68% 8
カリフォルニア州 7.25% 1.29% 8.54% 9
ニューヨーク州 4.50% 4.49% 8.49% 10

 

意外なことにルイジアナ州10%超え第1位でした。

ニューオーリンズでのお買い物は少しだけ我慢したほうがいいかもしれませんね。

 

私の住んでいるカリフォルニア州は第9位。

ニューヨーク市のあるニューヨーク州よりもちょっぴり高くなっています。

物価が高い印象のカリフォルニア州ニューヨーク州が、それぞれ9位10位だったのはちょっと意外でした。

 

その他の州の順位は以下の通り。

ハワイはセールスタックス安いんですね!

デラウェアモンタナニューハンプシャーオレゴンはなんとセールスタックスが「0%です!

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尚、都市(郡)によって地方税の税率が異なるため、正確な合計税率は上記表の数値から増減します。

 

現時点での日本における消費税が8%なので、アメリカの上位14州以外はそれ以下の税率(8%以下)という事になります。

日本は国単位で一律なのに、アメリカは州や都市で異なり、また、その差が10%以上と聞くと驚きますよね。

分かりやすい例で言うと、例えば3万ドル(約330万円)の車を買うとして、

オレゴン州で買った場合は売上税ゼロに対し、ルイジアナ州で買った場合は3,000ドル(約33万円)の税金が掛かることになります。

結構大きいと思いませんか。

 

ちなみにスペインの付加価値税(VAT)の標準税率は21%(高い…)、

フランスが同20%で、ドイツは19%、メキシコで16%です。

こうして見ると、アメリカは意外と消費者から徴収する税金は安いと言えるかもしれませんね。

 

アメリカ セールスタックス(小売売上税)比較 まとめ

アメリカ各州のセールスタックスの税率を比較した結果、ルイジアナ州が最も高く、次いでテネシー州、アーカンソー州が高いということが分かりました。

物価が高い印象のカリフォルニア州、ニューヨーク州はそれぞれ9位、10位となり、ちょっと意外な結果となりました。

アメリカ国内を旅行する際に頭に入れておくと、ちょっぴり得をするかもしれませんね。

アメリカにおけるセールスタックスについての注意点

注意点まとめ

  1. セールスタックスにかかる州税は45州+ワシントンD.C.で徴収
  2. 一方で地方税は38州
  3. ルイジアナ州が最も高く、「10%」を超える
  4. 一方でデラウェア、モンタナ、ニューハンプシャー、オレゴンは「0%」
  5. 欧州と比べるとアメリカ、日本の税率は比較的低い水準

 

この記事がアメリカで生活されているあなたの参考になればとても嬉しいです。

 

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それでは、また。

 

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