アメリカに駐在/赴任するにあたって、日本から何を持って行けばいいか(持ち物)悩んでいる方に向けた記事です。
こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( @Yukihyounet)です。
前回はアメリカで車を買うための事前準備と注意点についてお話ししました。
車の購入費は生活立上げの初期費用のなかで最も大きな比率を占めるので、まだ読んでいない場合は以下の記事を参照して下さい。
今回はアメリカへ赴任するにあたり、日本から何を持っていくべきか(持ち物)についてお話しします。
アメリカ駐在/赴任の内示を受けてから、荷物の発送日または引っ越しの日が近づくにつれて日に日に頭を悩ませるタネですね。
ネットでもアメリカ赴任時に持っていく持ち物リスト!などの情報が溢れており、何が本当に必要なのかよく分からなくなってしまった結果、不要なモノまで購入してしまうという悲劇が後を絶ちません。
他の人が持っているモノはとても便利に見えますが、それは本当にあなたにも必要なモノでしょうか?
ここでは駐在員がアメリカへ赴任するにあたり、日本から持っていくべきモノの選定とその事前準備について私のケースを例に解説します。
赴任前に事前準備をしておくことで、日本からの荷物(の量)を適正化すると同時に、(不要なモノを買わず)費用を最小限に抑えることが出来ます。
- アメリカへの赴任に際し、日本から持って行く荷物を最適化できる
- 過不足のない準備と併せて、費用を必要最低限に抑えることが出来る
日常的に使っているモノは全て持っていく
今、日常的に使っているモノは赴任後も必要になる可能性が高い。
日常的に使っているモノを洗い出す
今、日常的に使っているモノは予算(容量)が許す限り全て持っていきました。
まだ使える状態であれば無駄に買い替えることはしません。
では日常的に使っているものは何か?
特定の1ヶ月間で1回でも使ったモノを日常的に使っているモノとしてリストを作りました。
また、その1ヶ月間では使っていなくともこの1年間で必ず使うモノ(冬服等)もリストに追加。
但し、日常的に使っているモノのうち、大型白物家電(洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、電子レンジ、コンロ、オーブン、食洗機)は備え付けなので除外します。
その他、予算(容量)の都合上、日常的に使っていても優先順位が低い家財道具は処分またはトランクルーム(または実家等)としました。
リストを作るのが面倒であればモノに直接シールを貼っても構いません。
但し、荷物の発送または引っ越しにあたって専門業者立会のもと物品リストは必ず必要になりますので事前に作っておいても損はありません。
遅かれ早かれ必要になることはできるだけ早めに着手しておいたほうが後が楽です。
持っていくモノの選定と分類(赴任持ち物リスト作成)
日常的に使っているモノの洗い出しが済んだら、それ以外のモノ(リスト以外で家の中にあるモノ)をどうするかを決めていきます。
選択肢は以下の3つ。
- 日常的に使っているモノに格上げ
- 処分(廃棄、売却)または寄付
- 保管(トランクルーム、実家等)
こちらもリストを作るかシールを貼っておくかでカテゴリを分けておきます。
思い切って断捨離するならこのタイミングですね。
この作業により大きく以下の3つに分類できました。
- アメリカに持っていくモノ(日常的に使っているモノ)
- 処分または寄付するモノ(日常的に使っていない不要なモノ)
- 保管するモノ(日常的に使っているが持っていかないモノ等)
アメリカに持っていくモノはここから更に細かく分けていきます。
① 駐在員(あなた)が赴任時に持っていくモノ |
② 航空便 第1便 |
③ 船便 第1便 |
④ 家族ひきまとめ時に持っていくモノ |
⑤ 航空便 第2便 |
⑥ 船便 第2便 |
赴任前にこの仕訳をしっかりやっておかないと、後から混乱の極みに陥ります。
家族引きまとめの時期が駐在員本人の赴任から数ヶ月後となる場合、特にお子さんがいるご家庭では配偶者の負担がものすごく重くなりますので注意して下さい。
赴任先で代替品を含め買えないモノのみ購入
基本は現地調達。では、渡航前に何を購入/準備しておくべきか?
基本は現地調達
赴任後の日用品は現地で調達としました。
その都度、日本から取り寄せるまたは送ってもらうのはあまり現実的ではありません。
現地で調達できるのか?
何が出来て何が出来ないかは赴任地により異なるため一概には言えませんが、アメリカの場合、よほどの僻地じゃない限り時間はかかっても何とかなります。
また、ネットショッピングを視野に入れれば事前に調査することも可能。
アマゾン:(https://www.amazon.com/) |
ターゲット: (https://www.target.com/) |
ウォルマート: (https://www.walmart.com/) |
消耗品の予備
基本は現地調達としましたが、同じ商品が無い場合は代替品を探す必要があります。
また、ネットショッピングも手元に届くまで数日間のタイムラグあり。
赴任直後のドタバタ期に買い物で右往左往するのは極力避けるため、日常的に使っているモノののうち、消耗品は1ヵ月分の予備を日本から持っていきました。
この判断は正しかったです。
現地調達できない場合
また、以下のモノは現地調達が困難だったので日本で購入しました。
① 日本語の絵本、児童書(日本語学習用)
② 国語辞典(補習校用)
③ 子供用常備薬
尚、処方薬は主治医に相談のうえ、赴任後、現地の医師に相談できるよう処方薬の情報をメモしてもらいました。
④ 化粧品(配偶者用)
⑤ キャラクター筆箱(両面)、キャラクター弁当箱
駐在期間中、日本への出張や一時帰国がある場合は、日本で何を購入すべきか日常的にリストを作成しおくと便利です。
アメリカ赴任 日本からの持ち物 まとめ
私の場合、日常的に使っているモノは予算(容量)が許す限り全て持っていきました。
大物で言うと、 ① ベッド(クイーンサイズ)、 キッチン周りの家電は、 ⑪ スチームオーブンレンジ、 備え付けがある家具(洗濯乾燥機、冷蔵庫等)のほか、予算の都合上(出来れば持っていきたかったけど)優先順位が低かった家具(ダイニングセット、ワードローブ、収納棚、キャビネット、ステレオセット等)はトランクルームにて保管しています。 |
また、日常的に使っているモノのうち消耗品は1ヶ月分の予備を日本から持参。
それ以外に赴任後に必要となるモノは現地調達とし、現地調達不可のモノのみ日本で購入しました。
海外赴任が初めての場合は色々と不安が先行し、ネット等でいろいろと調べていく過程でついつい結果的に不要なモノまで購入してしまいがちですが、
日本から持っていくべきモノの選定とその事前準備をしておくことで不要なモノを減らし、かつ、無駄な支出を抑えることが出来ますので、皆さんも是非参考にしてみて下さい。
日本から持って行く物を選定するときの注意点
- 今、日常的に使っているモノは予算(容量)が許す限り全て持っていく
- 優先順位が低い家財道具は処分またはトランクルーム(または実家等)へ
- アメリカに持っていくモノは赴任前に仕訳(持参、航空便、船便等)を済ませておく
- 赴任後の日用品は現地で調達(赴任先で代替品を含め買えないモノのみ日本で購入)
- 日常的に使っているモノののうち、消耗品は1ヵ月分の予備を持参
- 他人のリストはあくまでその他の事例、不要な(日常的に使ってない)モノは買わない
関連記事
海外赴任時のお役立ち書籍
|初めての海外赴任、何をどうすればいい?が分かる|
海外赴任は決まったものの、何から準備したらいいか分からない場合に読む本。出発前に知っておくべき知識と情報、現地生活におけるヒントやノウハウ、帰国準備に関する情報まで。手元にあるととても心強いガイドブック+チェックノート。効率的な事前準備のためにも。
「赴任は決まったものの、何から準備したらいいか分からない」という赴任する方やそのご家族の声にお応えし これから始まる海外生活の準備に時系列で説明お役に立つガイドブック。
附録「出発までのチェックノート」も時系列でまとめられていて非常に便利。
海外での生活には不安や大変なことやつらいこともあるが、気持ちの持ち方ひとつで楽しいことに変わることだってある。海外生活を楽しく、また無事に乗り越えていくためのポイントは、自らが考え、行動を決め、そして行動に移していくこと=パートナーの海外赴任を「自分ごと」にすることだ。
この記事がこれからアメリカに赴任される方の参考になればとても嬉しいです。
▼日本からの持ち物について準備が出来た方はこちら▼
それでは、また。