アメリカ人がビジネスの場で実際に使っているイディオム&フレーズを学びたい方に向けた記事その⑲です。
こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( @Yukihyounet)です。
前回は Head into の例をシェアしました。
今回は Look over / Go over の例をシェアします。
ビジネスで使える英語表現 Look over / Go over
Look over : ~にざっと目を通す、~を一読する
メール原文(抜粋)
Little note on timing of my support –
I started looking over yesterday, and doubt I’ll have a chance to make much more progress today.
Is it OK for your timing if I have my review or any comments by Friday this week?
社内規定が改定されると、本社からは日本語で書かれた文書が送られてきます。
日本語を解さない現地スタッフのために英訳して展開する必要があるのですが、これがなかなか大変。。
グローバルに事業展開をしている会社であれば、英語版くらいは本社の主管部門側で準備、展開すべきだと思いますが、残念ながら私の会社では「それは駐在員の仕事」ということとなっているんですね。
ちなみに本社取締役会に諮る資料は日本語のみ。
英語での審議資料の提出は却下されました。
その主な理由は以下の2点。
・英語では内容を正しく理解できない可能性が高まり、審議の質が落ちる
・その場合、日本語での詳細説明と補足資料が必要になるため結局は二度手間
なんだか悲しくなりますよね。
少し話がそれました。
投資判断にかかる重要な規程なので、いつものように(?)適当に意訳してメールで送るわけにもいきません。
そこで、私が英訳した稚拙な文章をアメリカ人スタッフに『バシッ』と添削してもらう事にしました。(ネイティブチェック)
依頼を受けたアメリカ人スタッフからの連絡です。
以下、意訳します。
Little note on timing of my support –
(翻訳)サポートのタイミングについてちょっとだけ補足
I started looking over yesterday, and doubt I’ll have a chance to make much more progress today.
昨日からざっと目を通しているけど、今日さらに作業を進めることが出来るかどうかちょっと分からない。
Is it OK for your timing if I have my review or any comments by Friday this week?
内容の確認とコメントは今週金曜まででも間に合うかな?
イディオム&フレーズ
Look over : ~にざっと目を通す、一読する
パラパラとページをめくってざっと目を通すイメージです。
例えば資料の体裁やページ抜けなど詳細を見なくても分かるようなミスをチェックしたり、資料の概要をざっくり把握する場合などに使います。
逆に、時間をかけて詳細をじっくり見るといった場合は以下を使います。
Go over : ~を詳細に調べる、じっくり読み込む
We should carefully go over terms and conditions of the agreement.
契約条件について、ひとつひとつ入念に内容を精査すべきだ。
以前、似たような意味でRun through / Go throughを紹介していますので、こちらもあわせて見ていただけるとよりイメージがつかめると思います!
まとめ
- Look over : ~にざっと目を通す、一読する
- Go over : ~を詳細に調べる、じっくり読み込む
今回は Look over / Go over の例をシェアしました。
次回「in someone’s good books」も是非お付き合いください!
それでは、また。