ネイティブの英語ビジネスメール イディオム&フレーズ⑯│Get ~ in place







 

アメリカ人がビジネスの場で実際に使っているイディオム&フレーズを学びたい方に向けた記事その⑯です。

 

こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( )です。

前回はThere is no magic bullet forの例をシェアしました。

ネイティブの英語ビジネスメール イディオム&フレーズ⑮│There is no magic bullet for

2018年6月11日

 

今回はGet ~ in placeの例をシェアします。

<strong>ユキヒョウ。</strong>
ネイティブのビジネスパーソンが使う英語に触れることで、一歩先の使える英語表現が身につきますよ!

 

ビジネスで使える英語表現 Get ~ in place

get ~ in place  : ~を整える、ちゃんとした形にする、あるべき姿にする

メール原文(抜粋)

 

I am assisting Yukihyou with getting a Confidentiality Agreement in place between our parties.

Attached please find the form Confidentiality Agreement. 

If acceptable, please arrange for signature and to send a scanned signed copy to me via email once available.

 

これまで付き合いのない会社と初めて取引を行う場合、詳細の協議に入る前に秘密保持契約書を締結します。

秘密保持契約書は英語では Confidentiality Agreement(CA)または Non-disclosure Agreement(NDA)と呼ばれますが、

それぞれの会社が自社に不利に働かないよう独自のフォームを持っているので、記載条件でもめると結構面倒くさいんですよね。

上記は私の会社のアメリカ人法務担当者から相手方に発信したメール。

当社のCAフォーマットで問題なければ、署名のうえメールで返送して欲しいと依頼しています。

実はこういうのは先に送ったもん勝ちなんですよね。

先に相手方フォームが送られてきた場合はその内容を確認のうえ、必要に応じて修正を入れて返送するやり取りが発生します。

もちろん、相手がその修正を受けてくれるかは分かりません。

なので先にこっちの土俵に相手を引っ張ってきた方が時間と労力が節約できますね。

当然、相手も自分たちのフォームを使いたいのでこちらが送ったフォームに対して修正を入れてきたり、相手側のフォームを送り返してきたりすることもあります。

ここが自分と相手の立場の強弱が見えてくる最初の瞬間なんですね。

私はこのタイミングでゴチャゴチャ面倒なことを言ってくる相手とは、その後の価格交渉や本契約締結時に面倒なことになる予感がするので、よほどの理由がない限り取引はしないことにしています。

 

以下、意訳します。

RE: Confidentiality Agreement

 

I am assisting Yukihyou with getting a Confidentiality Agreement in place between our parties.

私は弊社グループ内における秘密保持契約書の整備(締結可能な状態に整える事)を担当しています。

 

Attached please find the form Confidentiality Agreement. 

添付の秘密保持契約書フォームを参照ください。

 

If acceptable, please arrange for signature and to send a scanned signed copy to me via email once available.

受け入れ可能であれば、サイン完了後準備が整い次第、サイン済み契約書コピーをスキャンのうえEメールで返送してください。

イディオム&フレーズ

get ~ in place  : ~を整える、ちゃんとした形にする、あるべき姿にする

in place 【副】で、あるべき場所に、適切な位置に、定位置に、という意味を持ちます。

Everything is in place and we are ready to start the presentation!

プレゼンを始める準備は全て整っている! 

get 【動】+ 契約関連書類(Contract、Agreement、Amendment等) + in place 【副】で、~を締結できる状態に整えるという意味でビジネスメールでよく使います。

 

Attached please find ~ : 添付~を参照して下さい

多分、文法的(言葉の順序的)に違和感あるかもしれませんが慣用句として覚えてしまったほうが早い。

Attached please find the document…

Please find attached the document…

両方とも同じ意味ですが、アメリカでは圧倒的に前者を使う人が多いです。

ちなみに Please find the attached document とは言いません。

 

If acceptable : 受け入れ可能であれば

If + 形容詞の表現は非常に便利です。 ※間にあるit is は省略されます

その他の表現でよく使うものは以下の通り。

If applicable : 該当するなら

If appropriate : 適切であれば

If available : (利用/入手/対応)可能であれば

If necessary : 必要であれば

If possible : 可能であれば

 

Once available  : 準備が整い次第、可能になり次第

この once は~次第すぐに、という接続詞での用途。Once と形容詞の間の it is はここでも省略されます

上記 If でも出来てきましたが available には色々な意味があり、背景や文脈によってその意味は異なってきますが、 once available ときたら「準備が整い次第、可能になり次第」という訳が多分最も万能ですね!

まとめ

今日のまとめ

  1. get ~ in place  : ~を整える、ちゃんとした形にする、あるべき姿にする
  2. Attached please find ~ : 添付~を参照して下さい
  3. If acceptable : 受け入れ可能であれば
  4. Once available  : 準備が整い次第、可能になり次第

今回は Get ~ in place の例をシェアしました。

 

次回「That being said」も是非お付き合いください!

ネイティブの英語ビジネスメール イディオム&フレーズ⑰│That being said

ネイティブの英語ビジネスメール イディオム&フレーズ⑰│That being said

2018年10月17日

 

【あわせて読みたい】

ネイティブの英語ビジネスメール イディオム&フレーズ集 をnoteで公開中!

2018年6月20日

 

それでは、また。

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ユキヒョウ。
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