ジョジョの奇妙な冒険シリーズが好き過ぎて仕方がない、熱いビジネスパーソンへ向けた記事です。
「ジョジョの奇妙な冒険 Part 1(第1部)ファントムブラッド」に出てくる名言を「ビジネスシーンから考えるッ!」という視点からコメント付きで紹介します。
こんにちは、ユキヒョウ。( @Yukihyounet)です。
不意に「好きなマンガは何か?」と聞かれたとき、あなたは即答できますか?
私は迷わず「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」と答えます。
しかしながら「ジョジョの第何部が一番好きか?」と聞かれたら、即座に答える自信はありません。
その理由は「どれも素晴らしすぎて、到底ひとつになど絞れないから」です。
ジョジョとの出会い
私がジョジョを最初に知ったのは今から30年前の1988年。
「週刊少年ジャンプ」にジョジョの連載が始まって2年目、「ロマンホラー!-真紅の秘伝説ー」というキャッチコピーが付いていた頃。
当時の少年週刊誌といえばジャンプとマガジンが2大巨頭として人気を二分しており、ジャンプ派とマガジン派で「どっちが面白いか?」というくだらないテーマでたまにケンカになるほど娯楽のオプションが少なった時代です。
ちなみに当時の代表作はジャンプが「ドラゴンボール」のほか「男塾」、「聖闘士聖矢」、「燃えるお兄さん」、「まじかるタルるートくん」、「シティハンター」、「ターちゃん」、「ろくでなしブルース」など。
一方でマガジンは「バリバリ伝説」、「スーパードクターK」、「コータローまかり通る」、「ミスター味っ子」、「オフサイド」、「第三野球部」、「激烈バカ」などでした。
私にとっては今、こうやって書いてる瞬間にもググりたくなるようなマンガばかりですが、あなたもいくつかは知ってるでしょうか?
実は最初は絵が苦手だった
ジョジョの絵は他のマンガとは異なり、実を言うと最初は視覚的に受け付けませんでした。
当時9~10歳のチンケな少年だった私にとって、その圧倒的な画力はあまりにも強烈過ぎたのです。
絵が現実味を伴って眼前に迫って来る感じで、とても怖かったのを覚えています。
一方でジャンプをパラパラとめくっていると無意識にジョジョのページで手が止まり、どうしても見ずにはいられませんでした。
ちょうどホラー映画のクライマックスのシーンで、両手で両目を覆いながらも指の間のわずかな隙間からチラチラと見てしまう感じに似ています。
最初は何となく斜め読みをする程度でしたが、しばらくするとジャンプを手にした瞬間に一番最初に読むようになり、次第にその世界にグイグイ引き込まれていったのです。
ビジネスシーンから考えるジョジョの名言紹介 第1部ファントムブラッド編
ジョジョの名言集はネット上にたくさんあるので、ここでは少し視点をズラして「ビジネスシーンから考える」という切り口で見ていきます!
心を揺さぶるあの名言をビジネスシーンに当てはめると、一体どういう世界が見えてくるのかッ!?
※出典は全て「ジョジョの奇妙な冒険 Part 1(第1部)ファントムブラッド」からです。
あらすじ
19世紀イギリス。
名門ジョースター家の御曹司であるジョナサン・ジョースター(ジョジョ)は、数奇な運命の巡り合わせにより貧民街育ちのディオ・ブランドーと青春時代と共に過ごすこととなる。
ジョースター家の財産を狙うディオとそれを命がけで阻止しようとするジョジョ。自身の計画が失敗に終わり、人間の限界を感じたディオは石仮面の力を利用し、自ら不死身の吸血鬼となり次々と殺戮を繰り返す。
ディオによる残虐な行いを自身の責任だと感じたジョジョは、厳しい修行により吸血鬼を倒すことの出来る波紋法を体得し、無慈悲な殺戮マシーンと化したディオと熾烈な戦いを繰り広げるッ!
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名言紹介
ぼくは君に感謝されたくってあいつらに向かっていったんじゃあないぞッ!
ぼくは本当の紳士を目指しているからだ!
君が女の子で困っていたからだ!
相手が大きいヤツだからって 負けるとわかってるからって
紳士は勇気をもって 戦わなくてはならない時があるからだぞッ!!でも いつか勝てるようになってやる!
(第1巻 侵略者ディオの巻、ジョナサン・ジョースター)
仲の悪い子達に大切な人形を取り上げられて悲しむ女の子(エリナ)を見たジョジョは、エリナを助けるために自分よりも体格の勝る相手に勇敢に向かっていくが、なんなく返り討ちにされてしまう。
こてんぱんやられたジョジョを介抱しようと駆け寄ったエリナに対してジョジョが放った渾身の台詞。
そこには後悔の念は微塵も感じられない。
何かを目指すと心に決めた時、その決意の動機はどこから来たのかッ!?
人から与えられたものなのか?それとも自らが決めたものなのか?
それによって覚悟の度合が大きく異なります。
仮に競合相手の資本力、技術力、組織力がいずれも自分達より勝っていたとしても、自分でやると決めた以上は最後まで諦めずに戦い抜くッ!
もちろん、それには弱点を補う周到な計画とミスを恐れない「勇気」が必要です。
そして力及ばずとも、大きな相手と全力で戦った経験は次に生かされるものと信じています。
まさに、「いつか勝てるようになってやる!」の気持ちを持ち続けて努力を継続することが大切ですねッ!
恋!
そのすてきな好奇心がジョジョを行動させたッ!(第1巻 愛しのエリナの巻、ナレーター)
ディオにより次々と友人を奪われ、ジョジョは生きる張り合いを失いかけてしまう。
そんなジョジョの前に現れたのは、以前、いじめっ子から助けてあげたエリナだった。
ふたりは互いに無垢な想いを寄せ合う。
ビジネスシーンにおいて恋はタブーとしている企業もありますが、強い気持ちは一種の使命感となって心と体を突き動かすもの。
「恋」というすてきな好奇心がジョジョを行動させたように、ビジネスにおいても飽くなき探求心と貪欲とも言えるその社会貢献の志(こころざし)があなたの魂を突き動かし、やがて高貴な成功へと導くのです。
さすがディオ!
おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!(第1巻 負けられない戦いの巻、ディオの取り巻き達)
想いを寄せ合うジョジョとエリナ。
その二人の淡い恋仲を強引に引き裂こうとするディオは突然、エリナの唇を「ズキュウウゥン」と奪うッ!
その圧倒的に非道な行為に取り巻き達は大興奮でディオを称える。
相手を出し抜くためには時として思い掛けない手段に打って出ることも必要かもしれません。
このディオの愚行はとんでもない邪悪に満ちていますが、その効果は絶大。
道徳的に誰もやらない事を平然とやってのける行動力は、さすが暴帝ディオならではの負の魅力。
但し、そこに「正義」はありません。
「策」ではないッ!
「勇気」だッ!!(第2巻 生ける死者の襲撃の巻、ジョナサン・ジョースター)
石仮面により強大な力を持つ魔物へと変貌を遂げたディオ。
人間による策には限界があるとジョジョ達人間の存在を見下すディオに対し、ジョジョが毅然と言い放つッ!
どんなに対策を打っていても、相手も必死なのだから最後は「勇気」の度合いがギリギリのところで勝負を分けます。
無策で突っ込めと言っている訳ではありません。それは人間に戦いを挑むノミと同じこと!
リスク分析と対策の検討は必要。
しかし、リスクを取る「勇気」のない企業には「勝利」と「成功」を引き寄せることなど出来ません。
一歩前に踏み出して挑戦しなければ今の限界を超えた新たな世界は見えてこないのですッ!
「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!
「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!!(第3巻 恐怖を我が物とせよの巻、ウィル・A・ツェペリ)
「怖さ」と向き合い、「恐怖」に飲み込まれずに受け入れることが「勇気」となるッ!
ビジネスの世界でも、失敗という恐怖は常に隣り合わせであるもの。
その恐怖(リスク)に勇気をもって正面から向き合い、冷静な判断をすることが出来れば無駄な投資をすることもありません。
怖さから目を背けて盲目的に突き進む先には成功も勝利もないのだッ!
人間賛歌は「勇気」の賛歌ッ!!
人間の素晴らしさは「勇気」の素晴らしさ!!(第3巻 恐怖を我が物とせよの巻、ウィル・A・ツェペリ)
ディオにより永遠の命と力を与えられた吸血鬼がいくら強くても、「勇気」を知らない吸血鬼に賛美すべき素晴らしさなど存在しないッ!
人間の素晴らしさへの賛歌、人間が持つ尊い「勇気」の称賛がジョジョの一貫したテーマです。
ジョジョに出てくる登場人物は、それが「善」であれ「悪」であれ、それぞれが揺るぎない信念を持っています。
そして、その信念に基づく生き様を互いにぶつけ合うことでそれぞれが刹那的な光を放ちます。
あなたが今、「勇気」と「信念」をもってビジネスに取り組んでいるのなら、それはやがて強烈な光となって世の中を照らすことでしょうッ!
おまえは今まで 食ったパンの枚数を
おぼえているのか?(第3巻 血も凍る仮面力の巻、ディオ・ブランドー)
遂に対峙した悪の化身ディオ。
自分の傷を癒すために今まで何人の命を吸い取ったのか?と問われた際に応じた台詞がこれッ!
人間の尊い命をパンほどにも捉えていない圧倒的な悪がここにッ!
失敗を恐れるばかりに挑戦しなければ、成功になど決して辿り着けません。
もちろん、ディオのように人間の尊い命を犠牲にすることはいけませんが、失敗やミスを恐れずに繰り返し挑戦する。
何回失敗したかなど、おぼえていなくてもいいです!
コンフォートゾーンの外に敢えて出ないかぎり、人間は成長しなァーいッ!
数え切れないほどの失敗が、あなたを確実に成長させるのですッ!
なにジョジョ?
ダニーがおもちゃの鉄砲をくわえてはなさない?
ジョジョ それは無理矢理引き離そうとするからだよ
逆に考えるんだ
「あげちゃってもいいさ」と考えるんだ(第4巻 77輝輪の勇者の巻、ジョージ・ジョースター1世)
泳ぎを得意とする黒騎士ブラフォードがジョジョを水中へと引きずり込む。
呼吸を必要とする「波紋」を封じられたジョジョは圧倒的不利な状況に追い込まれるが、幼少期に父から授かった「逆転の発想」で絶体絶命のピンチを切り抜けるッ!
ビジネスにおいても「逆転の発想」は大切。
成功者の手法を学び、真似ることは大切ですが、相手と同じことをしても勝てないのであれば、逆をついて相手がやらないことを敢えてやってみる。
これまで前例のないことに身を投じるには「勇気」が必要ですが、一見、狂気じみた逆転の発想から勝機が見えてくることもあるのですッ!
この言葉をおまえに捧げよう! LUCK!(幸運を)
そして君の未来へこれを持って行けッ! PLUCK(勇気をッ!)(第4巻 英雄として瞑るの巻、ブラフォード)
ディオの下僕(しもべ)に堕しても、ジョジョとの戦いの中で騎士としての誇り高き精神を取り戻した黒騎士ブラフォード。
滅びゆく中で生命の尊さを教えてくれたジョジョに敬意を表して贈った最後の言葉に魂がほとばしるッ!
「成功」には飽くなき成長のための「自助努力」に加えて「幸運」と「勇気」が必要ッ!
そして何より「誇り高き精神」と「正義」が不可欠だと私は信じています。
光のない邪悪なビジネスは決して人を幸福にしません。
正義に満ちた誇り高き精神が、「成功」に繋がるピースを引き寄せるのだッ!
あのでっかいにいちゃんが死んじまったら町が襲われる
ねーちゃんが襲われる!!ねーちゃんを守るのは このおいらだ!
ねーちゃん!
あしたっていまさッ!(第4巻 あしたの勇気の巻、ポコ)
いじめられても抵抗できない弱虫のポコ。
「あしたはやり返す」と強がっても、そのあしたがいつまでたってもやってこないこと知る姉は、そんな弟の将来を憂いながらもそっと優しく包み込む。
このままでは姉が危険に晒されると悟ったポコは勇気を振り絞り、ジョジョの力になるため闘技場へ乗り込んでいったッ!
自分の命を賭してまで守りたいと想うものが、あなたにはありますか?
自分にとって、生涯の仕事として人生を捧げてもいいと思えるライフワークとは何か?いつも考えさせられます。
ビジネスにおいて限られた時間内で生産性を最大化させるには、優先順位付けと段取り、そして前に進もうとする「揺るぎない意思」が命。
自分が目指すゴールに繋がる仕事であれば、「あした」に先延ばしせずに今すぐ着手すること。
そのひたむきな姿勢が自分自身を次の高みへと導くのですッ!
信念さえあれば人間に不可能はない!
人間は成長するのだ!してみせるッ!
(第5巻 炎&氷!の巻、ジョナサン・ジョースター)
石仮面により人間を超越したディオは、ジョジョ達人間の存在を貧弱なものとしてあざ笑う。
しかし、ジョジョは「人間は必ず成長する」という信念のもと、ディオに最後の戦いを挑むッ!
ビジネスにおいて大きな壁にぶち当たった時、是非とも思い出して欲しい言葉。
努力を辞めればそこで成長は止まりますが、自分を信じて努力を続ければ人間はどこまでも成長し続けるッ!
自分の可能性を狭めているのは自分自身ではないか?
都合のいい言い訳で自分の限界を決め付けてはいないか?
してみせるッ!と高らかに言い放つジョジョの決意と、強大な宿敵ディオに毅然と立ち向かう姿にいつも「勇気」を与えられます。
|ジョジョ1部がカラーでスマホでも読める!|
ビジネスシーンから考えるジョジョの名言紹介第1部 まとめ
頑張ってもなかなか結果が出ずにくじけそうになった時、私はジョジョのページを開きます。
そこには揺るぎない信念を持って強大な敵に立ち向かうジョジョの姿があり、その姿に私は何度も励まされ、「勇気」をもらうことが出来ました。
「信念さえあれば人間に不可能はない!
人間は成長するのだ!
してみせるッ! 」
この言葉をいつも心の中に持ち続け、途中でくじけそうになった時には励みに、そして時には自分を律する教訓として、今後も「自分の道」を進んで行くつもりです。
ジョジョのテーマは圧倒的な「人間賛歌」。
そして、人間の素晴らしさは「勇気」の素晴らしさ。
どんなことにでも勇気をもって「挑戦」し続ける、そんな生き方をしたい。
そう頭では分かっていても、
何かを始めることに対して、どうしても「勇気」が出ない、自分に「自信」が持てない。
。。。
それが普通です。
前に踏み出すことって、やっぱり怖いんです。
でも、その怖さから逃げずに一歩踏み出せば、今とは違う世界が見えてくるかもしれない。
あなたが今、もしも自分自身に対して自信をなくしていたら、ジョジョを読んでみて下さい。
きっと勇気が湧いてくると思います。
私がそうだったので。
▼まだジョジョ第1・2部を読んでいない方はこちら▼
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古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。
彼らには永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇妙な「石仮面」が伝わっていたが、ある時を境に歴史から姿を消す。
やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドー。
2人は「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。(C) Araki Hirohiko/SHUEISHA・JOJO’s Animation Project
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それでは、また。