アメリカ グランドサークル・セドナ子連れ旅行記│モーターホームの旅 お勧めと注意点

アメリカ モーターホームの旅 お勧めと注意点│グランドサークル・セドナ子連れ旅行記






 

キャンピングカーモーターホーム)でグランドサークルセドナ子連れしたい方、どうしようか迷っていて背中を押して欲しい方へ向けた記事です。

 

こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( )です。

前回、アメリカでモーターホームを個人でレンタルする方法についてお話ししました。

アメリカでモーターホームを個人でレンタルするにあたって役立つ知識については、「アメリカ生活 キャンピングカーをレンタル」にまとめてありますので、これからモーターホームでの旅を計画している方は是非参考にして下さい。

アメリカ生活 キャンピングカーをレンタル│個人で直接借りる方法・費用・注意点

2018年4月11日

 

そして今回は実際にモーターホームでグランドサークルとセドナを訪れた旅行記です。

 

2016年の夏休みにモーターホーム(キャンピングカー)でグランドキャニオン、モニュメントバレー、アンテロープキャニオン、セドナを家族で旅してきました!

5泊6日、合計約2,000マイルを走破!

モーターホームでの旅は今回が初めてでしたが予想以上に快適、とても素晴らしい旅になりました。

今回訪れた各地を写真と共に紹介しますので、これから旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです。

この記事でわかるコト、出来るようになるコト

  1. モーターホームでの旅について、具体的にイメージできる(ルート、日程、費用)
  2. モーターホームでグランドサークル・セドナを旅行する際の事前準備と注意点がわかる

 

アメリカ モーターホームの旅 グランドサークル・セドナ子連れ旅行記 旅の概要

ルート・日程/費用

今回の旅程

■1日目: 

サンディエゴ自宅 →(約550マイル、9時間)→ グランドキャニオン泊

■2日目: 

グランドキャニオン →(約180マイル、4時間)→ モニュメントバレー泊

■3日目: 

モニュメントバレー →(約30マイル、40分)→ グースネック →(約150マイル、3.5時間)→モアブバレー泊

■4日目: 

モアブバレー →(約340マイル、6時間)→ アンテロープキャニオン泊

■5日目: 

アンテロープキャニオン →(約8マイル、10分)→ ホースシューベンド →(約160マイル、3時間)→ メテオクレーター(アリゾナ大隕石孔) →(約73マイル、2時間) → セドナ泊

■6日目: 

セドナ →(約470マイル、8時間)→ サンディエゴ自宅

 

■費用: 約$4,000 ※観光地の入場料、ツアー料金は含まず

(レンタル料:$2,500、保険・各種キット代:$500、ガソリン代:$500、RVパーク:$300、その他雑費:$200)

初日と最終日の長距離ドライブが辛かったですが、モーターホームなので途中で車内のベッドで昼寝したり、無理なく安全に旅程を終えることが出来ました

子供たちも車内で自由にストレスなく過ごせて、本当に快適でしたよ!

まずはモーターホームをレンタル、ドデカい。
送迎用のマイクロバスを想像してみて下さい。
特に特別な資格は不要、普通免許(Class C)で運転できます。(国際運転免許証でもOK)

【注意点】
運転中は直接後方を見ることが出来ず(サイドミラーのみ後方確認)、車体も大きいので精神的に疲れます。慣れるまでは無理のない運転を。

RV内部の設備、使い方はスタッフの方が丁寧に説明してくれるから安心。
不安な場合は携帯で動画を取っておくと後から見返せます。
でも過度に不安にならなくても大丈夫。
使っていくうちに慣れますし、多少操作を誤っても簡単にはぶっ壊れません。

【注意点】
特に冷蔵庫、エアコン、水回り。分からないことは出発前に必ず質問しましょう。

RVパーク

今回泊ったRVパーク

グランドキャニオン: https://www.visitgrandcanyon.com/trailer-village-rv-park

モニュメントバレー: https://www.gouldings.com/campground/

モアブバレー: https://www.sunrvresorts.com/resorts/west/utah/moab-valley/

アンテロープキャニオン: http://www.pagecampground.com/

セドナ: http://ranchosedona.com/home/

金額は約$50~$60/日、人気のあるRVパークの予約は余裕を持って。
キャンセル料の発生がだいぶ先であれば、とりあえず押さえておいた方がいいかも知れません。

<ホテルやロッジの場合は以下から検索、予約> ※Moab Valley RV Resortもこちらから予約可能

アメリカ モーターホームの旅 グランドサークル・セドナ編 写真で紹介

グランドキャニオン(アリゾナ州)

グランドキャニオン初日の夕景。
サンディエゴを出発してから約9時間、何とか間に合った。

地層がくっきり、見ているだけで雄大な時の流れが体に刻み込まれる感じ。

大自然の営みのみによる芸術、精巧なジオラマみたい。

【注意点】
柵が整備されている場所のほうが少ない。特にお子さんの足元には気を付けて下さい。

翌日は晴れ、グラキャニの絶景晴天。
何世紀も前の先人達も同じ景色を見ていたのか。

日の出(サンライズ)を見るには絶好のポイントと言われているマーサポイント。

【注意点】
パーキングスペースに限りがあるので、日の出を見たい場合は出来るだけ早めの到着を。

グラキャニのリスも高台からの絶景を堪能中(エサはあげちゃダメだよ)。

日常の小さな悩みなんて忘れさせてくれる眺め、このままずっと見ていたい気分。

360度、見渡す限りとにかく絶景。
飾り気のない大地そのものの魅力に圧倒される。

 

グランドキャニオンからモニュメントバレーへ

さらばグラキャニの車窓から。
また必ず会い来るよ、ヤックルに乗って。

至る所にゴーストハウスが点在。
湿気がないから木造の家屋でも躯体が腐敗しないらしい。
誰も住まなくなってからどれくらいの月日が経っているのだろうか。

名も無き絶景ポイント。
いきなり台地が裂けている感じの穴場スポットがあちらこちらに。。
図体のでかいモーターホームはパーキングスペースの確保が困難。

道路沿いに点在する住居、ナバホ族(先住民)の家かな?
この辺りは2階以上の建物がなく、とにかく空が広い。

どこまでも続く道、アメリカはデカい。
なんだか岩の形がおかしいぞ。

モニュメントバレーが近づいてきた!
この直線ロードを自力で駆け抜けてる感が最高。

モニュメントバレー(アリゾナ・ユタ州)

Welcome to UTAH!ユタ州へようこそ!

モニュメントバレーの羊たち。
悠久の時の流れ、お先にどうぞ。
「メェ~~~ッ!」

RVパーク(Gouldings Camp Park)の夜明け。
モーターホームがずらり。

モニュメントバレーの朝、とても不思議な感じの風景。
朝方は少し肌寒い。

Gouldings Trading Post Museum(https://www.gouldings.com/museum/)
開拓当時の写真などあってとても面白かった。
そういうの好きな人にはおススメ。

 

グースネック州立公園(https://stateparks.utah.gov/parks/goosenecks/)

実は穴場の超絶景。
サン・ファン川の浸食により、180度が3回も折り重なって蛇行している珍しい風景。

何百万年もかけて出来上がった奇跡。
もう、凄いとしか言いようがない。

 

アーチ岩

道端のScenic Point アーチ岩。
近くで見上げると大迫力。
徒歩で上まで登れます。

アーチ岩に登ってみた!
上からの景色がまた素晴らしい。
思わず「ヤッホー」って言いいたくなる。
日本人だもの!

 

モアブ恐竜ミュージアム(https://moabgiants.com/)

恐竜の展示が絵になる風景、子供たちは大はしゃぎ。
(恐竜の間を走り回ってます)

恐竜の時代からきっとこの感じなのでしょう。
「ジョニー、ディオの奴はどこだ!?」

 

モニュメントバレーからアンテロープキャニオンへ

まるで巨神兵の頭のような大岩。
いや、トルメキアの大型船?

道は真っすぐ、目の前には岩壁。
道沿いに電柱もない。

モアブの目抜き通り。
向こうにある岩山が今にも押し寄せて来る感じ。

ユタからアリゾナへ爆走中。
道のりは果てしない。

アリゾナで恐怖の日暮れが訪れる
(この後、日が落ちると辺りは真っ暗!)

アンテロープキャニオン(アリゾナ州)

ロウワー・アンテロープキャニオン(Lower Antelope Canyon)の内部。
水の流れによって作られた優美な曲線は、まさに芸術そのもの。

階段を上ったり下りたり、天然の芸術世界を探査する探検隊気分も味わえます。

岩の隙間へ太陽の光が差し込むと、突如として幻想的な風景が目の前に現れる。

水、岩、時間の三重奏が織りなす奇跡のキャンバスに光が差し込み、神々しいほどの芸術が完成。
これ、砂じゃなくて岩です。

 

【注意点】

アンテロープキャニオンは(Upper、Lowerともに)ツアーのみで、個人での探索は不可。

光がキレイに差す時間帯は限られているので、事前予約(http://lowerantelope.com/)が断然おススメ。

尚、ツアー入口への入場時に支払うナバホ税8ドル(ツアー料金とは別)は現金のみの受付。 

 

ホースシューベンド(https://horseshoebend.com/)

ホースシューは馬の靴、ベンドは曲線。
ホースシューベンドは「馬蹄」と言う意味。

コロラド川により長い時間をかけて浸食された結果、このような形になった。

【注意点】
ホースシューベンドまでは駐車場から約30分のトレイル。
途中、屋根のある休憩所(東屋)は1か所のみなので、夏場の炎天下の場合は要注意(特にお子さん)。
飲料水を忘れないように。

駐車場に戻ってクーラーが効いた車内(ベッド)で一休みしてようやく生き返った。。
(モータホームの強み)

 

メテオクレーター/アリゾナ大隕石孔(http://meteorcrater.com/)

ルート66と並走するフリーウェイを降りて、メテオクレーター(アリゾナ大隕石孔)へ向かう

クレーター内のパノラマ。
NASAによる月面探査のための歩行訓練場としても使われていたという、
嘘みたいだけど本当の話。

 

アンテロープキャニオンからセドナへ

神秘のパワースポット、セドナへ。
風景がまるで違う。

セドナの町中を行く。
岩山なのに緑が多い。

セドナ(アリゾナ州)

セドナの教会。
ここから聖なるパワーが注がれているのだろうか。
まさかプッチ神父が。。。?

【注意点】
パーキングスペースに限りあり。教会へ続く高台を登る手前に車を停めて、歩いて登りました。

セドナの教会からの景色、建物の色使いが断然おしゃれ。

セドナの教会からの景色、大地から溢れ出るパワーを五感と魂で感じる。

 

セドナからサンディエゴへ

フェニックス近郊の風景。
こんな風景か何時間も続くとさすがに眠くなる。。
(途中で横になってお昼寝できるのがモーターホームのいいところ)

アリゾナの竜巻(旋風脚@ストⅡ)。
遠くからだから小さく見えるけど、結構な勢いで物を空中に巻き上げていた。

左からメキシコからの熱い風「サンタナ」が目前に押し寄せる。
視界は一気に薄暗くなるぜッ!

闘技・神砂嵐@ワムウの中、ひたすら前に突き進むッ!

【注意点】
視界の悪い砂嵐の中を走行する際は、スピードを緩めてフォグランプとハザードランプの点灯を忘れずに。

アリゾナの夕日、サンディエゴまではまだまだ遠い。。

 

アメリカ モーターホームの旅 グランドサークル・セドナ子連れ旅行記 まとめ

モーターホームでの旅は今回が初めてでしたが予想以上に快適、とても素晴らしい旅になりました。

5泊6日でグランドキャニオン、モニュメントバレー、アンテロープキャニオン、セドナを廻りましたが、モーターホームじゃなければ厳しかったと思います。

合計約2,000マイルを私ひとりで運転しましたが、疲れたら途中でベッドに横になって休めるので問題ありませんでした。

灼熱のなかのトレイル後も、ひとたび車内に戻ればクーラーの効いた快適空間でひと眠りできます。

冷たい飲み物やアイスクリームを買うために列に並ぶ必要もありません。

そして清潔なトイレも完備!

とは言え、さすがに家ほどの快適さは望めませんので、1週間程度がちょうどいいのかなと思います。

今回訪れた観光地で事前に予約が必要な場所はアンテロープキャニオンくらいでしたが、RVパークは余裕を持って抑えたほうが無難です。

当初は1回だけと思っていたモーターホームでの旅ですが、やってみると予想以上に楽しかったので翌年の夏休みにもやりました。

その時の話はまた別のブログで紹介しますね!

アメリカ ヨセミテ・セコイア子連れ旅行記│モーターホームの旅 おすすめと注意点

2019年1月17日

 

モーターホーム 旅の注意点

旅の注意点まとめ

  1. モーターホームが初めての場合は慣れるまで無理のない運転計画を
  2. レンタル時に分からないことは出発前に必ず質問(特に冷蔵庫、エアコン、水回り)
  3. 人気がある国立公園周辺のRVパークはすぐに完売してしまうので余裕をもって予約を
  4. グランドキャニオンは柵が整備されている場所のほうが少ないので足元に注意(特に子供)
  5. マーサポイントはパーキングに制限有り。日の出を見たい場合は出来るだけ早めの到着を
  6. アンテロープキャニオンはツアーのみ。光が差す時間帯は限られているので、事前確認を
  7. 尚、ツアー入口への入場時に支払うナバホ税8ドル(ツアー料金とは別)は現金のみの受付
  8. ホースシューベンドまでは約30分のトレイル。炎天下の場合は要注意、水を忘れないように
  9. セドナの教会はパーキングに限りあり。教会へと続く高台を登る手前は比較的空いている
  10. もしも視界の悪い砂嵐の中を走行する際は、フォグランプとハザードランプを忘れずに

 

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アメリカでキャンピングカーの旅をするなら国立公園が断然おすすめ。あなたもアメリカの大自然の雄大さをぜひ感じてみて下さい。きっと素敵な思い出になるはずです。

 

この記事があなたの旅の参考になればとても嬉しいです。

 

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それでは、また。

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ユキヒョウ。
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6 件のコメント

  • 初めまして。7月にグランドキャニオンなどを旅行することになっているので、ユキヒョウさんの写真を見てワクワクしてきました。うちもRV 借りようかかなり迷ったのですが、今回はSUV にしました。このブログをもっと前に読んでたらよかったと思いました。ありがとうございます。

    • もーちゃんさん

      はじめまして!コメントありがとうございます。
      夏のグランドキャニオンいいですね!絶対に楽しいと思います。モーターホームは快適でしたが、やはり小回りが効かなかったのでSUVでも行ってみたいと思ってるんですよね。アメリカ人はモーターホームの後ろにSUVを牽引している人も多かったですよ!
      夏のグランドサークルSUVの旅、楽しんで下さい!ガイドブックには載ってない隠れおすすめスポット見つけたら是非教えて下さいね!
      次回、モーターホームの旅ヨセミテ・セコイア編もアップしようと思っているので、またお時間がある時にでも遊びに来てください!

  • 初めまして。この夏にキャンピングカーを借りてグランドキャニオンメインの国立公園旅行を検討中で、ブログが大変参考になりました^^家族4人で12日間ほどの予定ですが、ロサンゼルスから旅をスタートすべきか、ラスベガスからスタートすべきか、フェニックスからスタートすべきが悩んでおります。国立公園をめぐったあとはアメリカの都市を子供にみせたく、最後にはラスベガスで1、2泊、飛行機でロサンゼルスに飛び1,2泊かなと思っています。アドバイスいただけましたら幸いです。宜しくお願いします^^

    • もんさん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      モーターホームの旅、いいですね!
      出発は日本からでしょうか?
      実はロサンゼルス、ラスベガス、フェニックスいずれも詳しくないのですが(汗)、今回モーターホームの運転が初めてならやはり近場から慣らしていってジョジョに移動距離を伸ばしていくほうがいいのでは?と思います。

      そうなるとやはりラスベガスからでしょうか。
      観光都市なので街中ではど派手なアメリカの顔が、少し離れるとど田舎のアメリカの顔が見れると思います。

      あと、L.A.は入国までかなり時間がかかりますのでご注意下さい。
      日本への出国であれば問題ないと思いますが、やはり大都会なので都心部を図体のデカいモーターホームで移動するのは少し疲れるかも知れません。

      それでは、楽しんで下さい!

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