デルタ航空のコンフォートプラスでの長距離フライトがどんな感じなのか(体験記)に興味がある方へ向けた記事です。
デルタ航空のコンフォートプラスって、エコノミークラスと比べてどの程度コンフォート(いい感じ)なのか?
こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( @Yukihyounet)です。
先日(2018年9月)、久方ぶりに海外出張に行ってきました。
サンディエゴからアムステルダムまで、往路はアトランタ経由で計15時間20分、復路はソルトレークシティー経由で計14時間30分の長時間フライト。
デルタ航空のコンフォートプラスの利用は初めてでしたので、その感想をフライトレポート(体験記)として簡単にまとめたいと思います。
シート回り(足元)と機内食を写真で紹介しますので、これからコンフォートプラスの購入またはエコノミークラスからのアップグレードを検討している方の参考になれば嬉しいです。
そもそもコンフォートプラスって何?という方はこちらを参照してみてください。
要は、足元がちょっとだけ広くなったエコノミー席です。
私は今回、コンフォートプラスの①非常口シート、②通常シート、③バルクヘッドシート(前方が壁で座席がなく、足元が広くなっている座席)と、全3種類のシートを網羅しましたが、
結論から言うと、エコノミークラスの非常口席が確保できればそっちのほうが費用対効果は高いと思います。
- デルタ航空コンフォートプラスでのフライトサービスを具体的にイメージできる
デルタ航空 コンフォートプラス フライトレポート 体験記
■往路 (合計所要時間:15時間20分)
デルタ航空62便(Delta 62)
サンディエゴ(SAN) 07:45
✈
アトランタ(ATL) 15:00
航空機体: Airbus A321 (321)
飛行時間: 4時間15分
デルタ航空72便(Delta 72)
アトランタ(ATL) 17:28
✈
アムステルダム(AMS) 08:05 ※翌日朝
航空機体: Airbus A330-300(333)
飛行時間: 8時間37分
■復路 (合計所要時間:14時間33分)
デルタ航空57便(Delta 57)
アムステルダム(AMS) 10:20
✈
ソルトレークシティー(SLC) 13:08
航空機体: Boeing 767-300
飛行時間: 10時間48分
デルタ航空2615便(Delta 2615)
ソルトレークシティー(SLC) 15:00
✈
サンディエゴ(SAN) 15:53
航空機体: Boeing 737-800
飛行時間: 1時間53分
サンディエゴ→アトランタ Airbus A321 (321)
まずは往路。
所要時間は4時間15分、中距離程度の国内線フライト。
Airbus A321(321)は、Narrow-body Jets(中型ジェット)の位置付け。
座席数はファーストクラス:20、コンフォートプラス:29、エコノミー:143、
ファースト2席+通路+2、その他3+通路+3席のシート配置です。
各シートにテレビモニター(AVOD:オーディオ、ビデオオンデマンド)があり、
足元にはACアダプター(コンセント)もありますが、こちらは共有。(2席にひと口、3席でふた口)
但し、モニター下にUSB端子(1個)があるので、隣の人にACアダプターを取られても携帯やタブレットの充電は可能。
また、機内Wi-Fiは有料にて提供。
ラッキーにも非常口シートをゲット!
レッグルーム(足元のスペース)は縦幅は広いですが、横幅は普通のエコノミーと変わりません。
なので脚を前には楽々伸ばせますが、隣の人とは肩が触れ合うほど近いので大きく脚を組んだりは出来ない。。
但し、脚を広げない(ふくらはぎと足首の間の部分を膝に乗せない)‟ホステス組み”であれば可能。
非常口シートの個人モニターはひじ掛け下に収納されるタイプで、常に斜め下を見る感じになり首が痛くなる。。
前座席下への荷物収納は禁止されていなかったです。
ちなみにアメリカ国内線の場合、フライト時間がある程度長くても無料の食事はサービスされません。
提供されるのはアルコールを含まない飲み物とスナックまたはクッキーのみ。
食事は有料(機内で購入)となります。
4時間ほど乗ってようやくアトランタ!(実は初めて)
後もう8時間かかると思うと、欧州マジ遠いっすよ。。
エコノミー症候群にならないようにストレッチしてたら、4歳くらいの子供にメチャ好奇の目で見られました。
いや、お兄さんアジア人だけどこれから激しいアクションシーンとかしないからね😂
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 4, 2018
アトランタに到着!!
どこに行っても人気者の私はここでも一般大衆の注目の的に!
ジェッキー・チェンと間違えられたのは、おそらく私から「スターのオーラ」が出てたから。
今、搭乗待ちなんだけど目の前で綺麗なアフリカ系アメリカ人のお姉さんが(唇のグロス多め)、デリで買ってきたプラスチック容器入りのサラダにドレッシングをかけて、また蓋をしてスマホ見ながら結構な勢いで振り続けてるんですか、44回まで数えてもう止めました。
つまり今、ボクちゃん暇です(笑)
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 4, 2018
レイオーバー(次のフライトまでの待ち時間)2時間半。
とにかく暇を持て余す。。
やることないので人間観察に全身全霊で注力。
アフリカ系アメリカ人の女性って超魅力的ですよね。
私はAaliyah(アリーヤ)の大ファンでした。
空港での待ち時間て苦手だわー。
頭ぼーっとするし、体ダルいし(特に脚)仕事する気にならん。
スキマ時間の使い方超下手ですけど別にいいじゃないすか、勘弁して下さい。
机にキチッと座ってヤル気出す派なんです。凄まじい美人に求婚されるとかミラクル起きないかな?もしくは2兆円拾うとか…。
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 4, 2018
我ながら下らないツイートを連発。。
急に凄まじい美人に告白されるなど、裏で多額の金銭が動かない限り起こり得ない。
昔、若い女の子に声掛けられて逆ナンかと思ったら
「負のオーラが出てますけど、ちょっといいですか?」
って怪しい団体に勧誘されたことあります、全然関係ないけど。
なんなら目の前で風船の剣でチャンバラやってる幼児の兄妹にオレも参戦したい。
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 4, 2018
後から読み返して恥ずかしい。。
参戦したらもちろん「圧勝」でしょうが、次の瞬間、ゴツイ警備員にとっつかまってセキュリティ室に連行されますね。
ネタとしては嫌いじゃないですが、誰も何も得をしないのでヤメておきました。
とにかく、空港での待ち時間の使い方がクソ下手なのは私です。
アトランタ→アムステルダム Airbus A330-300 (333)
所要時間8時間以上の国際線長時間フライト。
座席数はファースト(フラットベッド):34、コンフォートプラス:40、エコノミー:219、
シート配置はファースト:1-2-1、その他:2-4-2の守備的フォーメーション。
国際線(長距離フライト)の場合はイヤホン、アイマスク、耳栓、歯ブラシがアメニティとして貰えます。
テレビモニターは各シート1台ですが、ACアダプタ(コンセント)は相変わらず共有。
アメリカの東側からヨーロッパへは、実はアメリカ西側ー日本間(9-10時間)と同じくらいの距離。
尚、地図を見ると分かると思いますが、北米大陸と南米大陸はきれいに上下にはなっておらず、
アメリカ西海岸から南米に行く場合は、一度、東側に飛ぶ必要があります(完全に余談…)。
この機体のコンフォートプラスには非常口シートがありませんでした。
残念ながらバルクヘッドシート(前方が壁で座席がなく、足元が広くなっている座席)も全て埋まっていたので、通常のコンフォートプラスシートに。
私の身長は183センチですが、膝と前の座席の間は握りこぶし2つ分くらいのスペースしかなく、脚を組むと前の座席にぶつかってしまう状態。
そして、前の人が座席を倒すと脚を組むことは完全にできなくなってしまった。。
エコノミークラスの足元はさらに3-4インチ(約8-10センチ)狭いため、体のデカい外国人にはかなりツラいはず。
国際線では食事がサービスされます。
夕方発だったので、安定飛行に入ってしばらくすると夕食が提供されました。
機内食のメニューはエコノミークラスと同じもの。
メインはチキン、ベジタリアン、チキンサラダの3つからチョイス。
未だに機内食と言えば「Beef or Fish?」の昭和的イメージが残ってたので、ちょっとだけ驚く(笑)
写真はチキンのハーブピカタ。
味は普通に美味しかったです。
でも未だにチーズをデザートとして食べる習慣がない私。。
ちなみにアルコール飲料も無料です。
到着前の2回目の食事(朝食)、コンチネンタル・ブレックファスト・ボックス。
中身はヨーグルトとマドレーヌ、チーズ、ミントチョコ、オレンジジュース。
味は想像通り、至って普通。
食事に大きな不満はありませんでしたが、客室乗務員の接客は日系とは比べ物にならないほどそっけなかったので、ちょっとサビしい(苦笑)
アムス到着したけどいきなり超大雨でテンションだだ下がり…😨
サンディエゴからだとかなり寒そうだな。
コート持ってくりゃよかった。。
いや、9月頭だから流石にそれはやり過ぎ?
もうようわからんチン😖
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 5, 2018
ようやくアムスに到着!!
いきなり大雨!!寒そう!!
ちなみにこの時期、アメリカ西海岸ではみんな半袖に短パン(笑)
約23年振りのスキポール空港はやはり黄色かった!😁
アメリカ西海岸は深夜2時半杉だけどこっちは朝8時半杉。
オフィス着いたら仕事だよぅー😨 pic.twitter.com/O6WkxackDc
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 5, 2018
朝8半に到着して、私はそのまま仕事へ直行。。
会社の欧州現地法人にスペイン人社員がいて、久しぶりにスペイン語で世間話したんですが、スペイン語での会話がクソ下手になっててもう息も絶え絶え…😫
昔は4割くらいは言いたいこと言えてたのに今は3パーぐらいで自分のケツぶっ蹴ってやりたい。
何が言いたいかというと時差ボケで上手く寝れないの
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 7, 2018
ただのグチです、すいません。。
アムステルダム→ソルトレイクシティ Boeing 767-300
そして復路。
所要時間10時間以上と今回、最も長いフライト。
座席数はファースト(フラットベッド):26、コンフォートプラス:35、エコノミー:165。
シート配置はそれぞれファースト:1席+通路+2席+通路+1席、その他:2-3-2席。
テレビモニターは各シート1台、ACアダプタ(コンセント)の共有はこちらも変わらず。
目的地までの時間は10時間以上… 遠いよ、アメリカ。。
この機体にもコンフォートプラスに非常口席はなかったのですが、運よくバルクヘッドシートをゲット。
非常口ほどレッグスペースは広くありませんが、それでも通常のコンフォートプラスシートに比べると全然違う。
ただ、その分テレビモニター位置が遠くなるため、画面が小さくなってかなり観にくい。。
また、操作もタッチパネル式なのでいちいち上体を前に乗り出して操作する必要があり、少し煩わしい。(リモコンはない)
1回目の食事。
今回もメインはチキン、ベジタリアン、チキンサラダの3つから選択する方式(Deltaチキン推し?)
写真はチキンシーザーサラダ。
デザートはフルーツとレモンチーズケーキ。
美味しくいただきました。
おやつ(スナックボックス)。
チーズとクッキー、チョコレート(ベルギー産)。
キャビン内が暗かったため、画質が荒くなってしまってすいません。
機内での飲み物は常にトニックウォーターです。
到着前の食事(朝食兼昼食)。
ラップ(トウモロコシの粉から出来たの薄生地に具を挟んで食べるもの)、またはプレッツェルのどちらかを選べます。
写真はラップ(右)とデザートのアイスクリーム(左)。
ラップは熱々で美味しかった。
ようやくアメリカ着きましたー!
今はまだユタちゃん!あと5時間もすれば夢の自宅ベッドが待ってるぅ〜!!😆
アムステルダムまでの飛行レポはまだ別途ブログに書きたいと思います!✈
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 8, 2018
アムステルダムから10時間のフライトを終えて、ようやくアメリカに到着。
ソルトレークシティーでのパスポートコントロール(入国審査)は全く待たずに楽チンでした。
ソルトレークシティー→サンディエゴ Boeing 737-800
所要時間は2時間弱の近距離フライト。
座席数はファーストクラス:16、コンフォートプラス:36、エコノミー:108
ファーストは2-2、その他は3-3のシート配置
天気は快晴!
ソルトレークシティーからサンディエゴへ、今回の出張では最後のフライト。
ちなみにソルトレークシティーはユタ州の州都で、2002年冬季オリンピックが開催された都市です。
グレイ・ソルトレーク(塩湖)?
たぶん。。確証なし。。
この機体にもコンフォートプラスには非常口シートがありませんでした。
残念ながらバルクヘッドシートにも空きがなかったため、今回も通常のコンフォートプラスシートに。
例によって、膝と前の座席の間とのスペースはげんこつ1.5~2個分程度。
でも国際線よりも若干狭い印象。。
モニターは小さめ、タッチパネルも感度が悪いように感じられました(型が古いから?)
機内サービスはソフトドリンクとスナック、クッキーのみ。
尚、エコノミークラスには非常口シートがあったのですが、シート幅が普通のエコノミークラスよりもほんのちょこっとだけ狭く、リクライニングの確度にも制限があるみたいです。
いずれにせよ2時間弱のフライトなので、特に大きな問題はありません。
それよりも早く家に帰ってベッドに傾れ込みたい。。
おまけ アムステルダムの街並み
運河の街、アムステルダムの街並み。
石畳とガスランプ、旧市街はとても美しい。
街中を網の目のように走る運河には、何艘ものボートが並ぶ。
観光用ボートのほか、個人の手漕ぎボート(カヌー)も見かけました。
交通手段の主流は車よりも自転車。
家屋のてっぺん、角のように突き出ているのは「フック」。
旧市街の建物にはエレベーターがないため、重い荷物はこのフックを使って2階以上に運ぶらしい。
特に夜の街並みが素晴らしくキレイ。
この停めてある自転車の量(笑)
空港までの電車も黄色。
いちいちカッコいい。
何このシャレオツな感じの地下鉄ホーム pic.twitter.com/8X2MROweeT
— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) September 6, 2018
デルタ航空 コンフォートプラス フライトレポート まとめ
デルタ航空のコンフォートプラスは主要エアラインの提供するプレミアムエコノミーとは異なり、
エコノミークラスの足元がちょっと(10センチ程度)広くなった程度なので、
コストパフォーマンス的にはあまり良くないと感じました。
恐らく、エコノミークラスの非常口席を確保したほうが費用対効果としては納得感が断然高い気がします。
尚、アムステルダムの街並みはとても気に入りました。
でも物価は高かったです。
また、オランダは物価だけでなく男性用トイレ(小さい方)の位置もやたら高いので小柄な男子は気を付けて!
オランダ行って思った事のひとつに「便座の位置がやたら高い」というのがあります。アメリカより15センチくらい高くて、私は183センチですがそれでもギリな感じ。。
日本から来た小柄な役員がトライしたけど諦めて個室に入っていったのを見てちょっとニヤついてしまって申し訳ありませんでした!(笑)— ユキヒョウ。@カリフォルニア駐在 (@Yukihyounet) 2018年9月8日
デルタ航空 コンフォートプラス 旅の注意点
- デルタ航空のコンフォートプラスは主要エアラインが提供するプレミアムエコノミーとは異なる
- コンフォートプラスよりもエコノミークラスの非常口席を確保したほうがコストパフォーマンスは良さげ
- 男子用トイレの位置が高いので、可能であれば脚立を持参(嘘)
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この記事があなたの旅の参考になればとても嬉しいです。
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それでは、また。