キャンピングカー(モーターホーム)でヨセミテ国立公園やセコイア国立公園を子連れで旅したい方、どうしようか迷っていて背中を押して欲しい方へ向けた記事です。
こんにちは、アメリカ駐在員のユキヒョウ。( @Yukihyounet)です。
前回はモーターホームを個人でレンタルし、グランドサークルとセドナを旅した話をしました。
これからモーターホームでグランドサークル近郊への旅を計画している方は是非参考にして下さい。
今回は第2弾、モーターホームでベンチュラ・ヨセミテ・セコイアを訪れた旅行記です。
2017年の夏休みにモーターホーム(キャンピングカー)でベンチュラ、ヨセミテ、セコイアを家族で旅してきました!
前回のモーターホームでの旅があまりにも楽しかったので、翌年の夏休みに早速リピート。
これまでアメリカの国立公園は数多く訪れましたが、ヨセミテは『また行きたい!』と思える素晴らしい所でした。
今回は7泊8日、走行距離900マイル!!
訪れた各地を写真と共に紹介しますので、これから旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです。
- モーターホームでの旅について、具体的にイメージできる(ルート、日程、費用)
- モーターホームでベンチュラ・ヨセミテ・セコイアを旅する際の事前準備と注意点がわかる
アメリカ モーターホームの旅 ベンチュラ・ヨセミテ・セコイア子連れ旅行記 旅の概要
ルート・日程/費用
■1日目:
AM: モーターホームレンタル
PM: サンディエゴ自宅 → (約180マイル、4時間) → ベンチュラ泊
■2日目:
ベンチュラ泊
■3日目:
ベンチュラ → (約320マイル、6時間) → ヨセミテ泊
■4日目~5日目:
ヨセミテ泊
■6日目:
ヨセミテ → (約190マイル、3時間40分) → セコイア泊
■7日目:
セコイア泊
■8日目:
セコイア → (約300マイル、5時間30分) → 自宅
■9日目:
モーターホーム返却
■費用: 約$3,500 ※観光地の入場料、ツアー料金は含まず
(レンタル料:$2,300、保険・各種キット代:$270、ガソリン代:$300、RVパーク:$350、その他雑費:$150)
今回は何といっても2回目。
旅は経験がものを言います。
前回のモーターホームの旅で得た以下の反省点を生かして旅程を立てました。
- 1日の走行距離を5時間程度とする。
- RVパークに2泊以上してキャンプ場自体も楽しむ。
結果として運転も余裕をもって出来、連泊したことで現地でのアクティビティもたっぷりと楽しめる、とてもいい旅になりました。
前回と同様に、モーターホーム(以下RV)は、El Monte RVのC25タイプ。
今回はキッチンセットのレンタルはしませんでしたが、自宅から必要な物を持って行ったので問題はなかったです。
運転の際、モーターホームで停車したり曲がったりするときは都度子供に声をかけ、机の上の色鉛筆などを抑えてもらうようにします。
また、図体に比例してエンジン音も大きく、運転席付近しか音楽が聴けないので卓上スピーカーとiPodを子供たち用に用意するのもあり。
RVパーク
ベンチュラ: https://www.vbrvresort.com/
ヨセミテ: https://www.recreation.gov/camping/campgrounds/232447
セコイア: http://www.sequoiacampground.com/
国立公園内のRVパークはピーク時はとても人気があるので、予約開始直後にアクセスが殺到して売り切れになる可能性があります。
思い立ったらまずRVパークの確保を!
<ホテルやロッジの場合は以下から検索、予約が可能>
「ヨセミテ国立公園」または「セコイア国立公園」で検索!
アメリカ モーターホームの旅 ベンチュラ・ヨセミテ・セコイア編 写真で紹介
ベンチュラ(カリフォルニア州)
ロサンゼルスの北に位置するビーチタウン。
チャンネルアイランズ国立公園への玄関口としても知られる。
今回ヨセミテへの中間地点で、しかもビーチで遊べるという観点で選びました。
ロサンゼルスを南から北まで縦断したのでひどい渋滞。。。
ベンチュラRVパークはまさに西海岸ビーチ感満載!
RVパークで様々なRVや人々の楽しみ方を見るのも面白い。
ベンチュラビーチ。午前中は曇り、泳ぐには肌寒い。(子供たちは構わずに遊びました)
午後は気持ちよく晴れて、青い空に青い海。
サンディエゴのラ・ホヤビーチよりも波が高めの印象、ボディーボードには絶好でした。
ビーチで犬が放し飼いで遊んでいることも多いので、そばを通るときはゆっくりと。
ベンチュラ市内のVON’S(スーパーマーケット)でお肉や買いそびれたコーヒーなどを補充。
いざ、ヨセミテへ向けて出発!
ヨセミテ国立公園(カリフォルニア州)
ベンチュラからヨセミテへ向かう途中、ピラミッド・レイクで休憩。
駐車場が広くて空いていることを確認。
RVなのでこう見えて中でカップ麺を食べています。
南カリフォルニアを北に一路、ヨセミテを目指します。
いよいよヨセミテの標識が!
いよいよ緑が多くなってテンションも上がります。
日本人だから、やはり山は緑じゃないと!
ついにヨセミテ国立公園の入り口に到達しました!
入場料の支払いはクレジットカードも使えます。
ヨセミテらしい景色が広がってきました。渓谷なんですね。
トンネルを通過。車体が大きいので少し不安ですが、みんな通ってるのできっと大丈夫。
車体がデカいうえにトンネル内は対向車との距離が近いのでヒヤヒヤです。
『国境の長いトンネルを抜けると、そこはヨセミテバレーであった。』
切り立った岩が眼前に迫ってきます!
いきなりヘラジカが出迎えてくれたけど、魅入ってしまい写真を撮り損ねるという大失態。
子供たちに興奮を伝えようと振り返ると、寝てるッ!!
これから3泊するアッパー・パインズ・キャンプグラウンド。
RVに接続する給排水、電気無しのまさに駐車場のようなRVサイト。
左後方に共同トイレがあるのみ。
テントキャンパーと交互に配置されている感じ。
キャンプ場から、ふと上を見上げるとイキナリの絶景がお出迎え!!
キャンプ場自体が『森』なので子供たちと早速探検に出発!!
キャンプ場の裏手を流れるごく浅い清流に早速サンダルを流されて帰ってきました(泣)
サンダルで川遊びをすると流されるので、スニーカータイプがおすすめ(ビーサンは流される。。)
ミラーレイクトレイル(Mirror Lake Trail)
いざ、キャンプ場を出発。
まずは素敵な橋を渡り、テナヤ川沿いをレンタルした自転車で爽快に駆け抜けます。
風も気持ちよく最高の気分!!
レンタルサイクルで子供と連結できるタイプはかなりサイズが大きいので、小柄な人は無理をしないで
ミラーレイクに到着。水着を着て行かなかったことを後悔。
服のまま飛び込んじゃいました。
野生のシカが出現!!
そっと遠巻きに写真に収めます。
青い鳥にも会いました。幸せになれそう。
ミラーレイクからの景色。
どこにいても見上げればヨセミテの岩山がそびえる絶景。
ロウアー・ヨセミテ・フォールズ(Lower Yosemite Falls)
無料シャトルバスでロウアー・ヨセミテ・フォールズに到着。
ひとまず舗装路のトレイルを滝に向かって歩いていくと…
岩がゴロゴロとした滝つぼ付近に到達。
かなり水しぶきがかかる!!
滝つぼのすぐ下流は流れがせき止められている箇所がいくつかあるので、1日遊べます。
ただ、水は冷たい!!
グレーシャーポイント(Glacier Point)
ヨセミテバレーからバスツアーが出ていますが、かなり前から予約しないとすぐいっぱいに。
けっこう険しめの山道ではありますが、RVでも行けます。
道中の景色。緑と青空の眺めで癒される。
駐車場から舗装路をトレイル。
その先には一体どんな景色が待っているのか…
これがグレーシャーポイントからの眺めだ!!
ハーフドームとヨセミテ滝が眼下に!
カメラの連写が止まりません!
ヨセミテ内のChevronでヨセミテ価格のガソリンを入れて、セコイア国立公園へいざ出発!!
セコイア国立公園(カリフォルニア州)
セコイアへの道は南カリフォルニアらしく乾燥気味。。
フリーウェイで飛ばすのもいいですが、下道で行くと景色が楽しめるのでおすすめ。
セコイア国立公園内は22フィート以上の車両は入れないので、キャンプ場でRVはお留守番。
公園内へはシャトルバスに乗ります
公園までの道のりも緑がまぶしい。
この日シャトルバスに乗ったスリーリバースは38℃の猛暑だったので、涼しい山はありがたいです。
トンネルログ、車で通過も出来る。
いい写真が撮れそうです。
シャーマン将軍の木(General Sherman Tree)。
太くて高いのでものすごーーーく引いて撮っています。
モロ・ロック・トレイル
ちょっと面白そうなトレイルを発見。
モロ・ロック…だと…?
まさか、「黙れ小僧ッ!」なのかッ!?
行ってみると岩山をひたすら階段で登るもの。一部手すりも無くてスリル満点!
ちなみに頂上は360度大パノラマの圧巻の眺めでした。
(あまりの感動に写真を撮り忘れ…)
その後、シャトルバスでスリーリバースまで戻り、キャンプ場の川遊びで旅を締めくくりました。
アメリカ モーターホームの旅 ベンチュラ・ヨセミテ・セコイア子連れ旅行記 まとめ
モーターホームの旅は今回が2回目でしたが、さすがに家族全員が慣れていてとても快適な旅が出来ました!
前回は毎日5時間の移動などでゆっくりとキャンプを楽しめなかったので、今回は連泊を基本にして計画。
メインのヨセミテを3泊と、キャンプ場での時間を贅沢に過ごしました。
ヨセミテ国立公園はとても有名ですが、行ってみて初めてその良さがわかりました。
3泊もしたのにやり残したことが多すぎると感じるくらい、中での見どころやアクティビティも充実。
ヨセミテのRVサイトは電気、給排水の接続がないので、到着前にモーターホームの水タンクを満タンにしておくことをおすすめします。
モーターホームにはシャワーもありますが、家族全員がゆっくりシャワーを浴びれるほどの水量は望めないので、近隣キャンプ場の有料シャワーも活用しました。
※コインランドリーや有料シャワーを使う場合はクォーター(25セント)が何枚か必要なので多めに用意
国立公園内の宿泊施設はRVサイトも含め1年中人気があるので、思い立ったらすぐに予約を!
他にも、ヨセミテ内のバスツアーやセコイアのシャトルバスも事前に予約していった方が安心。
我が家にとってモーターホームの旅は今回が最後になりましたが、本当に素晴らしい思い出になりました。
アメリカでしかできない体験を家族全員、全身全霊で満喫!
(本音はもう一度くらい行きたいなぁ。。)
モーターホーム 旅の注意点
- モーターホームで停車したり曲がったりするときは、都度子供に声をかけ、机の上の色鉛筆などを抑えてもらう(油断していると派手にばらまきます。。)
- モーターホーム内はエンジン音が大きく、運転席付近しか音楽が聴けないので、卓上スピーカーとiPodを子供たち用に用意するのも一案
- ベンチュラのビーチは波が高めなので小さい子は注意
- ビーチで犬が放し飼いで遊んでいることも多いので、そばを通るときはゆっくりと歩くこと
- ヨセミテ内の宿泊施設は予約開始時間ちょうどに申し込まないと予約が困難!(オンラインがおすすめ)
- ヨセミテのRVサイトは電気、給排水の接続がないので、到着前にモーターホームの水タンクを満タンに
- サンダルで川遊びをすると流されるので、スニーカータイプがおすすめ(ビーサンは流される。。)
- レンタルサイクルで子供と連結できるタイプはかなりサイズが大きいので、小柄な人は無理をしないで
- コインランドリーや有料シャワーを使う場合はクォーター(25セント)が何枚か必要なので多めに用意
- 道中でヘラジカを見かけたらシャッターを切るべし。とてもレアです(撮り損ねたッ!)
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アメリカでキャンピングカーの旅をするなら国立公園が断然おすすめ。あなたもアメリカの大自然の雄大さをぜひ感じてみて下さい。きっと素敵な思い出になるはずです。
この記事があなたの旅の参考になればとても嬉しいです。
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それでは、また。