アメリカに駐在/赴任するにあたり、持ち物の準備でもっと具体的にアドバイスが欲しいという方に向けた記事です。
こんにちは、元アメリカ駐在員のユキヒョウ。( @Yukihyounet)です。
アメリカに駐在/赴任するにあたって、日本から何を持って行けばいいか(持ち物について)悩んでいる方は以下の記事を参照して下さい。
他の人が持っているモノはとても便利に見えますが、それがあなたにとっても必要なモノであるとは限りません。
そうは言っても、具体的な事例がないとイメージできないのも事実。
ここでは実際に私がアメリカに赴任する際に持って行って役に立ったもの、不要だったもので、特に家電について具体的に紹介します。
他人のケースで具体的な事例を知ることで、日本から持っていくと便利な家電は何かをイメージすることが出来ます。
- 日本から持って行くと便利な家電、不要な家電が何かわかる
アメリカ赴任 家族帯同準備 持ち物 家電
持って行ってよかった家電
変圧器
日本は100-110V(ボルト)ですが、アメリカは120Vと電圧が異なります。
120Vに対応していない日本の電化製品を使用する場合は、電圧変換器(変圧器)が必要。
但し、変圧器によって対応する電力量(ワット数)が違うので、購入しようとしている変圧器が使いたい電化製品(電子レンジ、炊飯器、など)のワット数以上かを必ず確認して下さい。
私は昇圧と降圧、両方可能な変圧器(100V⇔120V)を購入しましたが、日本の電化製品をアメリカで使うためだけであれば降圧専用の変圧器(120V→100V)で十分。
重いですが日本の電化製品をアメリカで使う場合は必須になります。
炊飯器
アメリカに行ってもこれまでと変わらずご飯(お米)は美味しく食べたい。
そんな場合、炊飯器(Rice Cooker)はマスト・ハブ・アイテム。
選択肢としては①日本製の炊飯器(100V)を持っていくか、②海外仕様(120V)のものを購入するかのふたつにひとつ。
私は日本製の炊飯器を持っていきました。
今あるものをわざわざ新調する必要はありませんが、長期間滞在予定の場合は思い切って買い替えてもいいかも知れません。
日本から持って行った炊飯器が寿命を迎えた場合、現地で購入することになります。
アメリカでも現地の電圧(120V)に対応した炊飯器は購入可能ですが、種類(選択肢)が少なく、値段も日本で買うのに比べてかなり高い。
駐在期間のみ海外仕様の炊飯器(120V)を使うという選択肢もありますが、日本への帰国後も使い続けるとしたら昇圧用変圧器(100V→120V)が必要。
日本製の新品であれば多機能、省エネで故障も少なく、変圧器があればアメリカでも問題なく使用可能、帰国後もそのまま日本で使えます。
このあたりは各ご家庭でどう考えるかですが、予め決めておくと後から困りません。
ちなみにカリフォルニア州はアメリカでも有数のお米の生産地。
我々日本人が普段食べ慣れている短粒米(ジャポニカ米)も多くの種類が作られており、アジア系マーケットのほか地元のスーパーでも簡単に購入できます。
味も美味しい。
日本では見ないアメリカ産のお米がたくさん売っていますが、ひとつひとつ食べ比べてみるのも楽しいですね。
炊き上がり具合、保温性能などを考慮すると、少し価格が張ってもマイコン式よりIH式がいいかと思います。
ホームベーカリー
アメリカで売っているパンは日本とは違うので、朝パン派の我が家では毎日活躍。
日本でいうところのいわゆる「食パン」をアメリカで見つけることは困難でした。
機種によってはお餅も作れるのでお正月にも重宝します。
アメリカで多いポットラック(各家庭が食べ物を持ち寄る)パーティーでも妻が手作りパンをよく焼いて持って行ったのですが、一家4人以上なら1斤より2斤タイプが便利。
日本製は故障が少ないので、毎日使うものほどやはり安心ですね。
ホットプレート
アメリカはキッチンの収納もダイニングも広いので1番大きいタイプを購入。
焼きそば、焼肉、パンケーキなどなど家族で食卓を囲んで食べるのは何よりも幸せです。
たこ焼きプレートのオプションも購入すればよかったかもと少し後悔。。
現地の日系スーパーで売られているものを見ましたが、かなり高かったです。
扇風機
年間を通じて陽射しが強い南カリフォルニア。
昼間はかなり暑いですが、海流の影響もあり朝夕は夏でも肌寒いこともしばしば。
そんな南カリフォルニアでは冷房が付いていない住宅も多く、また、あってもセントラル空調の場合は電気代もバカになりません。
部屋も広いため、暑い日は冷房と合わせて扇風機をサーキュレーターとして使うと涼しいし省エネにもなります。
冬の暖房も同様、部屋の空気の流れを調節する意味でも扇風機は重宝しました。
静穏(アメリカでは希少な仕様)、省エネ、リモコン付きが便利。
尚、扇風機は変圧器なしでも問題なく使えました。
ヘアドライヤー
日本でも海外でも使えるコンパクトなものがおススメ。
アメリカで売っているドライヤーは折りたためないものが主流で、サイズも大きいため旅行など持ち運びに不向き。
しかも壊れやすい。
使い方にもよりますが、日本から持って行ったドライヤーは4年ほど使えたのに対し、アメリカで購入したドデカいものは半年くらいで故障してしまいました(しかも2台)。
子供用電子辞書
子供が小学校低学年だと手書き入力で検索できるものが便利。
慣れれば親のサポートなしでも、子供が自分ひとりで調べることが出来るのがポイント。
現地校の宿題で文章を書く際の英単語のスペルや、補習校の宿題などで漢字を調べるときに重宝します。
不要だった家電
掃除機(日本製)
部屋はカーペット敷きだったのですが、日本製の掃除機は明らかにパワー不足。。
アメリカ製のパワフルな掃除機じゃないと太刀打ちできませんでした。
精米機
玄米はアメリカでもアジア系スーパーで購入可能ですが、かなり高価。
日本から持って行ったものの、結局、1回も使いませんでした。
ホットサンドメーカー
キッチンに備え付けのガスオーブンがあったのでほぼ出番なし。
アイロン
洗濯は物干しではなく備え付けのガス乾燥機を主に使用。
シャツもガス乾燥機であればフワフワの仕上がりでアイロンいらずでした。
大人用電子辞書
スマホのアプリで十分。
携帯ウォシュレット
アメリカのトイレにウォシュレットは標準装備されていないため購入しましたが、慣れます。
アメリカ赴任 家族帯同準備 持ち物 家電 まとめ
我が家の場合、日本で使っていた家電はなるべく持って行って使い倒し、帰国時にアメリカで処分してくるという形になりました。
家電の寿命や荷物量の関係でしたが、結果としてアメリカで処分するという方法が一番簡単で低コスト。
もちろん、帰国後も変わらず使っている家電もあります。
あくまで我が家のケースを紹介したものですが、アメリカでの4年間の生活を踏まえての記事ですので、これからアメリカの赴任を控えている方に参考にしていただければ幸いです。
面倒な準備のコツは、その後の楽しいことをイメージして準備そのものを楽しむこと。
アメリカ生活をイメージしつつ楽しく準備を進めましょう!
アメリカ赴任 家族帯同準備 (持ち物 家電編)の注意点
- 日本の電化製品をアメリカで使用する場合は電圧変換器(変圧器)が必要。日本の製品をアメリカで使うだけであれば降圧専用(120V→100V)で十分
- 使用頻度の高い家電はアメリカでも購入可能だが、機能や現地での購入価格を考慮すると日本から持って行ったほうがいい場合もあり
- 日本の扇風機の静穏・省エネ機能は称賛に値する
- 日本の掃除機はパワー不足で使い物にならないのでアメリカでの購入がおススメ
この記事がこれからアメリカに赴任される方の参考になればとても嬉しいです。
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それでは、また。